古民家再生事例

三木市 I様邸 改装工事☆
若い夫妻が古民家を購入され予算に応じた仕事内容で水回りの改装と
小屋裏室を寝室として新装させていただきました。
予算でできなかった内装の仕上げ等は夫妻でコツコツとやっていきますとの
ことでした。
◎工事費用 10,000,000円(税別)
☆工事風景・仕上がり☆
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☆外観 基本的には手を加えていませんが
トイレ・洗面・浴室に窓サッシを設置しました。
土間・土間横部屋 ビフォア
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土間・土間横部屋アフター
小屋裏 ビフォアフター
☆土間・小屋裏 土間部分には特に手は加えていません。
以前は玄関土間より梯子で上がる小屋裏納戸でしたが、室内より
固定階段を設置して寝室をしてお使いになる小屋裏室にしました。
☆和室 壁と天井はそのままで床を畳から杉板に
貼り替えました。床レベルが30mmほど違っており
水平にしましたが、差し鴨居も加工して建具を吊り込みました。
☆縁側 床材に杉のムク材を貼りました。天井も
杉板で張り替えました。
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☆水廻り 古かった設備は最新の物に変更しました。
特にキッチン床は施主様のこだわりで杉板で
ヘリボーン貼りにしました。
☆HIダイナミック制震工法 大地震時の建物の変形を吸収することで、
柱・梁・壁等の負担を軽減。特に余震を伴う繰り返しの揺れに効果を発揮します。
☆工事担当者のコメント☆
とても若いお客様でしたが古民家好きでこだわりを
しっかり持っておられましたので打ち合わせも入念にしました。
心配されていた耐震も古民家に有効なHIダイナミック制震工法で
しっかり施工しました。予算の関係で仕上げまではできませんでしたが
残りはDIYでされるとの事なのでまたアドバイスさせていただく予定です。
藤井寺市 T様邸 リノベーション工事☆
ご主人様の実家で約150年経過した古民家でした。
ご主人様の思い入れがあり、どうしても再生をして住みたいという
気持ちが強かったそうです。
◎工事費用 42,000,000円(税別)
☆工事風景・仕上がり☆
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☆外観をできるだけ変えずに漆喰や杉板で改修しました。
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☆中二階は撤去して梁はそのまま利用しました。五連並ぶかまどは珍しく
市の方から壊さずに再現して欲しいとの依頼があったそうなので修復しました。
☆キッチンは増築したところで最新の設備です。
☆一階の奥様の寝室は壁・天井共にクロスを貼りました。
床はパインのムク材です。
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☆新設した屋根裏にはご主人さまがパソコンや読書ができるスペースを
作りました。外観から見える虫籠窓はそのままにし
内側からはサッシを取り付けて雨・風を防ぎました。
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☆和室の差し鴨居は全て既存を生かしました。
田の字間取りもそのままです。縁側も新しく生まれ変わりました。
☆トイレ・浴室・洗面台の設備は最新の物を使いました。
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☆水廻りは以前の建物がかなり傷んでいたので一部解体し
母屋と連結し増築しました。母屋の屋根も瓦を全て葺替えました。
☆工事担当者のコメント☆
初めて現場に行かせていただいた時、以前住んでおられた叔母様が亡くなられて
10年間片付けも一切されておらず足の踏み場もないくらい家財とゴミが散乱
しており、また建物自体も傾いておりましたがご主人の思い入れを感じると同時に
再生できると判断しました。ご主人様のご希望は再生にあたり
現状をできるだけ残した雰囲気にしたいとの事でした。
そこでまずゴミの片づけをしないと現調が出来ない旨をお伝えしたところ
ぜひお願いしたいとの事でした。市のクリーンセンターで廃棄は出来ましたが
トータル100人の作業員で2tトラック81台と大変な量でした。
その後再生案を打ち合わせし工事着工となりましたが、傾きの修復や捻じれた材木等
大工さんもかなり苦戦しましたが、当初の予定通り再生ができご主人様夫妻も
大変喜んでくださり感無量でした。古民家の奥深さや修復の難しさはありましたが
たくさんの思いが詰まった古民家は甦り、新しい命が吹き込まれました。
これからも長く住まわれていくのが楽しみです。
京都府木津川市 M様邸 間取り変更・全面改装☆
お客様とウッドホーム代表の深尾が高校の同級生でした。
同窓会に出席した際、各個人の近況報告をする場で
深尾が一級建築士で工務店を経営している旨を伝えた後
実は家を改造しようと思っているので、一度主人と会ってほしいとの
お話がありました。3社の合い見積もりを承諾し
設計・見積りをした結果当社に決めていただけました。
◎工事費用 22,000,000円(税別)
☆工事風景・仕上がり☆
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◎キッチンと接する続き和室だったくつろぎの間は天井が
吹き抜け梁の見える広く開放的なリビングダイニングへと生まれ変わりました。
◎二階から見下ろすリビングダイニング。
ご飯ができたよー!という声にお孫さんがはーい!と
下を覗きながら返事する姿が目に浮かびます♪
◎薪ストーブを導入し寒い冬でも安心です♪
◎給湯器はガスからオール電化(エコキュート)にしました。
◎トイレも新しくなりました。
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◎外観 施工前→施工後 カーポートも完備!
☆工事担当者のコメント☆
田舎にある建物で外観を変えると目立った為、外観は極力変えずに
中に入るとガラッと変わるように考えました。
また、小屋裏部屋は少し残しリビングの上は吹き抜けとして
化粧梁りを見えるようにし古民家の名残を取り入れました。
当初の間取りは、客間は南、リビングは北、浴室は別棟にありましたが
リビングを南、客間を北、浴室は本宅に取り入れるよう変更しました。
寒い地方なので薪ストーブも設置しました。
間取り・仕上がり共にとても喜んでいただきました。
丹波篠山市 K様邸 住宅改装・耐震工事☆
大阪に居住されていますが、奥様が古民家が好きで篠山の物件を購入され
農園づくりを楽しまれていました。家屋も半分リフォームされていましたが
その他不具合のあるところがあったのでリフォームしようと考え
当社HPで古民家リフォームをしている事を知り、問い合わせがありました。
一番気にされていたことが耐震性とリフォーム費用の事でした。
そこで古民家に有効な耐震診断を行うことと、篠山市の空き家活用支援事業の
助成金の申請を提案しました。
結果100万円の助成金が認可され予算に合わせたリフォームをさせていただきました。
◎工事費用 3,750,000円(税別)
☆工事風景・仕上がり☆
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◎床組みをやりかえました。
◎縁側の天井・床を貼替えました。
◎縁側のサッシを入替えました。
◎和室のサッシを入替ました。
◎耐震ダンパーを取付けました。
◎柱の根継ぎをしました。
◎裏側の犬走りをモルタル塗りにしました。
◎施工前→施工後
☆工事担当者のコメント☆
市の助成金の手続きは大変でしたが認可されて本当に良かったです。
また予算についていろいろ提案させていただきましたが、優先的にしなければ
ならない箇所と将来でもできるところをご説明して、お客様 の意見と専門的な
アドバイスを打ち合わせしながら、予算に合わせさせていただきました。
予算内に収まらなかった内壁の塗替えなどは、お客様家族でされるとの事で
実現することが出来ました。また耐震ダンパーを建物全体で9カ所
取り付けたことも安心していただけました。
三田市 H様邸 住宅全面改装☆
ご主人が定年になるのをきっかけに田舎暮らしを検討され三田で古民家を
購入されました。立派な建物でしたが間取りが昔風で住みにくい為全面リフォーム
する事になり当社HPをご覧になり当社でと決めていただきました。
◎工事費用 本体工事 23,000,000円(税別)
外構工事 1,060,000円(税別)
☆工事風景・仕上がり☆
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◎細々して使いにくかった部屋の壁を取り大きな部屋に変更しました。
梁も見え天井が高く開放的です。
◎古かったお風呂とトイレも新しく入れ替えました。
◎キッチンも新しく入れ替え大きなリビングダイニングに生まれ変わりました。
◎玄関前の道、駐車場、スロープを設けました。
☆工事担当者のコメント☆
特命をいただいたのでめちゃくちゃ気合が入りました!
趣のある古民家なのでできるだけ外観を変えず
中に入ると近代的な設備にしつつ梁などを見せるようにして
古民家の名残も取り入れ調和を考えて施工しました。
ご夫婦の希望もたくさん取り入れていたととても喜んでくださいました。
丹波篠山市 M様邸 離れ改装☆
M様とは昔からのお付き合いで、旧宅のリフォーム・建替え、新宅のリフォームと
させていただいておりましたが、この度奥様の長年の希望であった田舎暮らしをする為に篠山に古民家を購入されました。
本宅はすでにリフォームされていましたが、離れは手をつけていらっしゃらなかった為リフォームさせていただく事になりました。
◎工事費用 1,500,000円(税別)
☆工事風景・仕上がり☆
(画像をクリックすると写真が大きくなります)
◎納戸の一部をトイレに改造しました。
◎一階の和室の入口戸を取り替えました。
◎玄関戸を取り替えました。
◎一階縁側の天井を貼り替えました。
◎サッシを入れ替えました。
◎二階の天井をめくり梁を見せるようにしました。
◎外壁に杉板を貼りました。
☆工事担当者のコメント☆
できるだけ古民家のイメージを変えないように考えて提案させていただきました。
特に天井は梁を見せることで天井の空間が広くなり圧迫感が無くなったと思います。
神崎郡 O様邸 屋根裏等の改装☆
当社のホームページから古民家リフォームをしている事をきっかけに打ち合わせさせていただき代表の深尾が一級建築士・古民家鑑定士ということで安心してご依頼くださいました。
2階の屋根裏・天井が非常に高い為、階段を付けて多趣味なご主人様の為のスペースとして有効活用したい。それと同時に断熱・耐震にも工夫をとのご要望でした。
◎工事費用 6, 140,000円(税込)
☆工事風景・仕上がり☆
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↑屋根裏部屋の床を貼り、断熱材を入れています。
↑ご主人様の趣味(ゴルフ・釣りなど)の道具を置く屋根裏部屋が完成しました♪
↑はしごで上がっていましたが、階段を新設しました。
↑屋根裏部屋を作りにあたり暖炉の煙突の位置を変更しました。
☆工事担当者のコメント☆
基本的に現在の古民家の仕上げを損なわないことに1番注意しました。
屋根組みの化粧母屋は見え掛かり(部材の目の見える部分)のままとし垂木と垂木の間に断熱効果が高いフェノーバボード1種2号を貼った上に構造用合板を貼り、
新しく取り付けた木材を含めオスモ塗装で仕上げました。
床はメンテナンスも考えカラーフローリングを貼り、
今まで屋根裏へはしごで登っていましたが階段を新しく増設しました。
当初からお客様が懸念していた薪ストーブの煙突。
雨が降れば雨漏りがしていましたが配管ルートを変更し問題を解消しました。
吹き抜け部分もそのまま残し広い空間を生かしました。
ご主人は多趣味で道具や書籍が多いため十分なスペースに満足していただきました。
古民家とは?
基本的に築50年以上のものを古民家といいます。
それ以外にも
・築50年以上前の古材を使って最近建てた建造物。
・50年以上前に建てられた古民家を立て直した建造物。
・伝統的な工夫を用いて建てられた建造物。
など条件を満たせば古民家と呼ばれます。
では今あるおうちも50年経てば古民家になるの?ということですが
それは違います。
昭和25年の建築基準法制定時にすでに建てられていた
”伝統的建造物の住宅”という条件があります。
一般的な木造住宅は築年数が長くなるほど価値は下がっていきますが、
古民家は懐古趣味の方々の需要がある為、築年数が長くなっても
価値が下がることがありません。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


